ミニマリストと柔軟性
ミニマリストって世間のイメージでは、なんとなくストイックというか、近寄りがたいイメージがあるのかなと思う。
なんか欲しいモノがあっても、
はい、無駄無駄無駄無駄無駄ァ‼︎
って却下されそうな感じ(笑)
白黒と透明なモノ以外、持つの許しまへんでぇ、みたいな。
実際、自分の部屋を見ても、我ながら色気もへったくれもない部屋だなぁとは思う。
ただ、今のライフスタイルにはこの方が都合が良かったってだけで、別にこれが私なの!全てを受け入れて!というつもりはない。
今は外に出て働くお仕事や、小さなリュック1つで旅に出たり、スマホでブログを書いたりするのが好きで。
それに、職場で制服や専門書が支給されたり、一人暮らしで家族のモノを持つ必要がなかったから、持ち物が少ない生活のほうが、出勤する際の服に迷わなくて済むし、家事も上手く回るから楽だったというだけ。
もしかしたら、この先働き方を変えるかもしれないし、新しい趣味に目覚めるかもしれない。
今はガラーンとしている部屋に、もしかしたらヨガマットやランニングマシンが入るかもしれないし、スカスカな押入れに、シュノーケルやフィンやオーダーメイドのウェットスーツが収納されるかもしれない。
それはそれで構わないし、そのときは全力で楽しみたいと思っている。
以前、とあるミニマリストへのインタビューで、
「もしパートナーがソファを欲しいと言い出したら、あなたはどうしますか?」
という質問があった。
・自分の主張を通す
・恋人の意見を尊重する
・間を取って折りたたみできるリラックスチェアみたいなのを買う
いろんな方法があるだろうけど、私はまず何でソファが欲しいのかを詳しく聞いてみたいと思った。
持ち物とか欲しい物って、その人の「こうありたい姿」が反映されていたりする。
だから、まずソファを手に入れることでどうありたいと思ったのかを聞きたい。
もしかしたら、毎日仕事で疲れていて癒しが欲しかったのかもしれない。
2人でゆっくり過ごす時間が欲しかったのかもしれない。
なんとなくオシャレっぽい生活に憧れているのかもしれない。
そして、これらは「ソファを買っただけ」では決して解決しない。
今のミニマリストな生き方を否定されるとすごく悲しい。
でも、何がなんでもこの生き方を貫く!という訳じゃなくて、私を形成する大切な価値観の1つには違いないんだけど、自分や大切な人の「こうありたい」という想いには、柔軟に応えてあげたいな、と思う。