自己犠牲と幸せな支援
自分でお金を稼ぐようになってから、積極的に寄付やボランティアをしてきた。
しかし、それらは主に自己犠牲の精神に基づくものだった。
月の食費が6000円、バイト5つ掛け持ちして週7で働いていた頃は、知人にお金を無心され、総額100万円ほどを持ち逃げされた。
休暇をボランティアに充てていた頃は、普通ならバイトや派遣を雇っていた単純作業や体力仕事を、私だけ延々やらされいた。
ひとえに、人から頼まれたら断れないのと、困っている人は助けなきゃと頑張りすぎる性格が悪かったんだと思う。
結局は良いように利用され、搾取されていただけだった事に最近ようやく気がついた。
もう二度と、自分を追い詰めてまで何かに奉仕するのはやめようと決めた。
支援するのは自分も楽しいと思えることだけ。
面白そうなイベントやゲストハウスを作るためのクラウドファンディング。
友人への応援やお祝いの気持ちを込めたAmazonギフト券や欲しいものリスト。
職場の同僚へのちょっとした差し入れやプレゼント。
その間、自分が好きなことを全然我慢していないし、無理もしていない。
すごく楽しいし、幸せな気持ちになる。
働いてお金を得ることがますます楽しく、誇らしくなる。
自己犠牲で働いている頃は、ますます貧しく、ますます惨めな気持ちになっていた。
これからは、自分が幸せでいられる支援だけを積極的におこなっていきたい。