自分磨きが虚しくなる原因と対策
朝活や美活・筋トレなど、自分の人生をより楽しく快適に送るために始めたことなのに、ある日突然全てを投げ出したくなってしまうー。
そんな衝動に駆られてしまうことが何度かあって。
燃え尽き症候群とか、モラル・ライセンシングと呼ばれるものかな?と思ったりもしたけど、それだけじゃないような気がして。
普段はあまり意識してないけど、実は心の奥底ではこんな想いを抱えてるんじゃないかと思って、色々考えてみた。
〈原因〉
・他人軸に振り回されている
例えば、いくらジムで鍛えてスタイル良くなったり、体力ついたりしても、人から「一人で黙々と筋トレしてるなんて根暗w」とか言われたりすれば内心凹むし、「いくらナイスバディになったところで、私には脱ぐ場所も相手もいないんだよ!」とヤケになって気付けば部屋にストロングなお酒が数本転がっていたりする。
自分の体調を整えるために定期的に婦人科へ検診に通っていても、「子どもどころかパートナーもいない生産性のない人間がこんなところにいてごめんなさい」って思ったりもする。
かと言って積極的に恋愛したい訳でもなく、ただ非モテをこじらせて自己嫌悪に陥っているだけ。
これは承認欲求とか、自己肯定感とかに関係してくるのかな。
・自分に労力をかけることへの罪悪感
自分のためにお金や時間を使うくらいなら、仕事に関する勉強したり、家族にもっと仕送りしたり、ボランティアや寄付したりした方がいいんじゃないかと思ってしまう。
職業柄というのもあるけれど、昔ながらの自己犠牲の精神や、滅私奉公への礼賛が刷り込まれているんだろう。
・女性であることへの嫌悪感と男性への嫉妬
外見にしろ内面にしろ、自分と向き合うからには、どうしても女性であることとは向き合わねばならない。
そして、どうやら潜在的に自分の性別があまり好きではないようだ。
今までの人生で、女性であるということで得してきた場面ももちろんあるんだろうけど、どちらかと言えば進路や就活、人間関係、趣味において望まぬ苦労をしてきたという感覚が強い。
男性だったらここまで苦労しなくて済むのに、と何度思ったことか。
〈対策〉
・自分の感情を認める
基本的には自分の好奇心に従い、面白がってやっている事なので、他人から多少何か言われようが笑って流せるし、やってて楽しいなと思う感情が大部分を占めている。
上記にあげたのは、全体の1割にも満たないほんの小さな感情である。
だけど、それを認めないで抑圧する方が余計変なとこで暴発するんだと思う。
自分を責めずに、「あぁ今そんな風に思っちゃってるのかー。」と一旦受け入れて、じゃあどうしようかなぁと自分の機嫌を取ることを考えたほうが健全に自尊心を保つことができる。
・やって良かったことに目を向ける
一見分かりにくいけど、やってみて良かったこともたくさんある。
身体を鍛えていたらキツい仕事も嫌じゃなくなったし、容姿を磨いていたらお出かけが楽しくなった。
自分のためにお金や時間をかけていたら、段々自分を責めなくなっていった。
前よりは自分に自信が持てるようになったし、より疲れにくく、よりフットワークが軽くなった。
自分に投資した分は、間違いなく自分に返ってきている。
・具体的な改善案を練って行動する
他人の目が気になるのなら、それを上手く利用すれば良い。
悩みに向き合えば、そのぶん人生の幅は広がる。
寄り道や回り道にだって面白いものはたくさん転がっている。
そう思ってブログのネタにしたり、本を読んだり、ダラダラしたり、とにかく自分を否定せずに色々やっていればいつかはどうにかなるんじゃないかな。
自分を憐れんで沈んでいても良いことなんてない。
いつまでも可哀想な自分に酔っていないで、行動しなさいよと。
〈おわりに〉
現状に飽きたり、なんだかつまらなくなったりしたら、ステップアップするチャンスだということ。
自分の中にネガティブな感情が出てくると、つい否定したり抑え込んだりしたくなるけど、感情自体には良いも悪いもない。
大事なのは、その感情とどう向き合い、どう行動していくか。
良い習慣の先に良い人生があるのかもしれないけど、それらを全てぶち壊したくなる衝動に駆られたとき、それも何かのサインかもしれないと思って、変化を恐れずに考え、行動できるようになりたい。