労働時間と「働く」時間
私の仕事の拘束時間は、特別な残業などがない日で11時間ほど。
基本的にはお昼も外に出られない。
だけど実際に「働いている」時間はどれくらいなのだろう、と時折思う。
診察と診察の間。
検査結果を待っているとき。
ふとした瞬間に、小さな余白が生まれることはよくある。
また、ただひたすら患畜を愛でているときや、飼い主さんのお話を聞いているときは、それも大切な仕事の1つなんだけど、趣味とか元々の性格の要素が強くて、いわゆる専門性の高い作業なのかと言われると少し悩む。
手術なんかは間違いなく専門性の高い仕事なんだけど、よっぽどイレギュラーなことが起こらない限りは、ゾーンに入っているというか、自動操縦モードでいつのまにか終わっているという感覚なので、「仕事してる!」っていう感じとはちょっと違うような気がする。
私の労働時間から余白と趣味とマインドフルネスタイムを引いたら、実際に「働いている」時間は、限りなくミニマムなんじゃないだろうか。
むしろその時間に給料が支払われているなんて、すごくないか!?
余白タイムは、スケジュール調整やto doリストの作成、ブログのネタ出し、勉強などのために。
趣味タイムは、全力で楽しんだり寄り添ったりして、自分の能力を更に伸ばすために。
マインドフルネスタイムは、さらにその質と量を高めるために。
わちゃわちゃと「働いている」時間を上手くさばくのも大事だけど、その他の労働時間の過ごし方も見直すことで、余分な力を抜いて仕事にのぞみたい。