小さな労りとほめ日記
4月はじめから、「小さな労り○○/100」という活動を密かに続けている。
他人や自分自身に対して、思いやりや優しさ、癒しといった労りの行動を3カ月以内に100回やるといったものだ。
「労り」というキーワードにしたのは、小さな冒険やときめきのときは、自分がワクワクするものだけを探していたので、人との関わりの中で生まれることも見つけたい、と思ったというのもある。
しかし、やっていくうちに気付いたことがある。
他人に対する「労り」のハードルがめちゃくちゃ高いというか、ちょっと親切にしたくらいじゃ「労り」の行動として認められないのだ。
なんでもない日にプレゼントしたりとか、そういう非日常的なことならまだ認められる。
でも、忙しそうなときに先回りして仕事を手伝っておくとか、困っている人にさりげなく手を貸すとか、頑張っている人にねぎらいや感謝の言葉をかけるとか、そういうのは「労り」としていちいちカウントしたくないなって思う。
それどころか、「この程度で誰かを労ってるつもりとか何様だよw」みたいな被害妄想にすら陥る。
気持ちの余裕を持ってら人と深く接することができるようになりたいと思って始めたのに、これじゃ逆効果だ。
まずは、小さなことでも自分を認めていくところから始めよう。
そう思って、数日前から「ほめ日記」をつけることにした。
いつものモーニングページに、昨日自分がやったことに対して10項目ほめていく。
「水筒を忘れずに持っていけた!すごい!」とか、「湯船にじっくり浸かることができた!えらい!」みたいなしょうもないことを毎朝10個もひねり出すのだ。
半信半疑であったが、これを続けていると普段でも自分のやったことに対して、「お、これ偉いじゃん。」とスッと思えるようになってきた。
また、人の言動に対しても、素直にすごいと思ったり、尊敬の念を伝えられるようになってきた。
自己肯定感を高めるためには、自分の行動を小さなことでも認めていくこと。
たぶん私は元々自己肯定感が低かったわけではない。
本当のところでは、別に頭も顔も身体も性格もそんなに悪くはないんじゃないかと思っていたりもする。
ただ、人から色々言われたり、心の余裕がなくなったりすると、すぐに見失って、ますます落ち込んでしまうのかもしれない。
小さな労りとほめ日記で、小さな自分の小さな自信を、少しずつでも取り戻していけたら、と思う。