心を開くということ
あるとき、複数の人から立て続けに「もっと心を開きましょう」とアドバイスされたことがある。
当時はまったく意味が分からなかった。
別に秘密主義でもない。
聞かれたことにはわりと素直に答えている。
場所や言葉を多少は選ぶものの、ネガティブな思考でも隠さず表に出しているほうだと思う。
一体、これ以上どうしろというのだろう?
何をもって「心を開いている」と言えるのだろうか。
色々と試行錯誤してみて感じたのは、
「『心を開く』とは、ほんの少しだけ、図々しくなってみること」
なのかな、ということ。
・ちょっとだけくだけた口調で喋ってみる
・ちょっとだけ人に甘えてみる
・ちょっとだけサボってみる
その結果、自分の心が軽くなったり、人との距離が縮まったりすると「心を開いた」ということになるのかもしれない。
普段から別に心を閉ざしているつもりはなかったんだけど、ときにはほんの少しだけ図々しくなってみる許可を自分に与えてみようと思う。