喜びの相乗効果
依存と愛情の違いってなんだろう。
腐敗と発酵みたいなもので、結局のところ、結果の良し悪しで勝手に判断されているんじゃないだろうか。
「愛とは、『愛(を)しむ』とも呼び、無くなったら惜しいと思うから愛しいのだ」と、漢文の授業中に言われた言葉が心に残っている。
依存や執着だって、「これが無いと困る」と思うからこだわるのだろう。
自分や関わる人達の心身に危害を及ぼすような執着心は最小限にとどめたい。
しかし、生きる喜びや楽しみは最大限に味わいたい。
この紙一重の感情を上手くコントロールしたくて、自分なりの定義をつけようと考えた結果辿りついたのが、「喜びの相乗効果をもたらすかどうか」で区別するということ。
たとえばお酒。
昔はむしゃくしゃすると夜中のコンビニに走って家で1人晩酌をすることもあった。
しかし今お酒を呑むのは、月1-2回、旅先で楽しい出会いがあったときや、美味しい肴が手に入ったときだけ。
お菓子もそんな感じで、満たされない想いを埋めるためではなく、人生の喜びを更に増幅するために摂りたいので、惰性では食べないようにしている。
それでもストレスを食にぶつけるクセはまだあるので、とりあえずご飯のお代わりと麺類とパン類は完全に絶ってみることにした。
期限は、自分の中から執着心が消えるまで。
楽しいことを更に楽しくするために。
全力で「好き」と向かい合うために。
人もモノも、「喜びの相乗効果」が生み出せるよう、取捨選択しながら上手く付き合っていきたい。
麺断ち前最後のラーメンレポがこちら。
まだ未練がないと言えば嘘になるなぁ。